石田宏実.com

石田の独立までのストーリー17

札幌でセミナーを行った。2012年7月1日。

その4次会は朝3:30に終了。
私はすすきのでタクシーを拾い、乗り込んだ。

福住の自宅に着いたのは4時ちょっと前。

きれいな朝焼けが、真っ白な雲をオレンジ色に変えていた。

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さかのぼること2か月前。

樺沢紫苑さんとスカイプで、あるアプリについての打ち合わせをしていた。

『札幌でセミナーやるんだけど、しゃべりたいでしょ?』

私は即答した。

『はい!ぜひ!』

私は思い出していた。
樺沢さんと最初に会ったのは、もう6年以上前のことだ。

2006年8月。

まさかこの時、何度も一緒に仕事をすることになろうとはまったく予想していなかった。

なぜなら私はただのサラリーマン。
一方樺沢さんは、すでにメルマガ界では有名人だった。

いまの「facebook界のカリスマ」のように「メルマガ界のカリスマ」だったのだ。
ただfacebookと違い、情報が拡散していかない。
そのため「知る人ぞ知る」存在だった。一般人で樺沢さんを知っている人は少なかった。

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2006年5月。

情報処理技術者試験の音声CDが売れなくなってきた私は、
ソフトウェアを自作、そして販売することで独立しようと考えていた。

ソフトは「ショッピングカード」。
プログラミング言語はPerl(パール)を選択した。

この選択は大きな間違いだった。

経験があった言語はVBスクリプトだったのだが、
『同じWEBアプリを開発するものだし、それほど変わらないだろう』と
考えていた。

しかし・・・まったく違う。

VBスクリプトは習得しやすい言語だった。
それに比べPerlは癖があった。

いままで簡単にできた処理が、全然うまくいかない。

1時間で終わるであろう機能が、1日かかってもできない。

たとえば「クッキー」。

ログイン情報などをブラウザに保存しておくために必要となる仕組みだ。

たとえばfacebookにログインしたとする。
その際、ログインしたユーザのIDはブラウザに格納されるのだ。
クッキーがないと、ページを移動した瞬間にログイン情報が失われてしまう。

そのクッキーの使い方がわからない。

とにかくそんな感じで、開発は遅々として進まなかった。

結局50%完成したあたりでショッピングカートの開発はあきらめてしまった。

バグだらけで使い物にならないのだ。

そのプログラムは、いまでも私のハードディスクに眠っている。

『もっと簡単なのを作ろう』
そう考えて選んだのは「自動返信メール」。

登録フォームに入力を行うと、入力されたメールアドレス宛てに
あらかじめ指定した文章が送信される。

いまでこそ当たり前だが、2006年にはそこまで普及していなかった。

『完成しなかったが30日、死ぬ気で頑張ったんだ。Perlをそこそこ習得できているだろう』

そう楽観的に考え、私は自動返信メールシステムの開発に着手した。

しかし・・・まさかこのソフトも
まったく使い物にならずにハードディスクに眠らされることになろうとは・・・。

2006年5月末のことだった。

(続く)

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