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ノーベル賞数とGDPは比例していた!「高橋洋一:数字・データ・統計的に正しい日本の針路」

ノーベル賞数とGDPは比例していた!

○○さんがこう言っているとかではなく、すべてデータで判断していこう!ということが学べる本。

人口減少と経済成長は無関係
借金1000兆円のウソ
失業率と自殺者数は比例する

あたりは知っていて、改めて勉強になりましたが
「ノーベル賞とGDP」の関係は面白かったw


書名:数字・データ・統計的に正しい日本の針路
著者:高橋洋一
読書日:2017年1月27日
42分間
アウトプット時間:35分間


人口が減っても経済は成長する

人口と経済は無関係。

人口が減ると、経済も落ち込むという話が主流だが、データ上は相関はない。

人口と「1人あたりGDP」の相関係数は0.09%であり、まったく無関係といえる。

なお相関係数の最大は1であり、0.7程度だと「相関がみられる」という指標。

0.09はいかに無関係かがわかる。


借金1000兆円のウソ

負債は確かに1143兆円だが、資産は653兆円である。

しかもその資産は、現預金・有価証券・貸付金・出資金など合計352兆円であり、換金しやすいものである。

さらに日本銀行を含めた場合、「資産ー負債」はマイナス253兆円。
直近ではもっと低くなり、マイナス150兆円~マイナス200兆円程度ではないか。

これはGDPの30~40%程度。
アメリカ65%、イギリスが60%程度であり、日本はむしろ健全であるといえる。


先進国から脱落する可能性

先進国の定義は「1人あたりのGDPが1万ドル以上」のこと。日本は4万ドル。
2050年にはいまの1万ドルは5万ドルになっているだろうから、それまでに「1人あたりGDP」を5万ドルにしておかないと先進国とは言えなくなる。
しかしこの20年で、平均伸び率は0.8%。このままだと5万ドルは無理であり、先進国ではなくなる。


日本の格差は少ない

日本におけるトップ1%の年収はわずか1300万円。格差が少ないことを意味している。

また「ジニ係数」という、格差を示す数値があるが、日本は0.88(2013年)。

失業率とジニ係数は相関しているため、景気がよくなると連動して格差が開くのは世界共通。


集団的自衛権は戦争リスクを下げる

集団的自衛権は、リスク(戦争になる可能性)もコスト(防衛費)も下がる。
憲法9条は日本特有と思われているが、そうではなく韓国、フィリピン、ドイツ、イタリアにもほぼ同じものがあるが、集団的自衛権も有している。

戦争の定義は「死者1000人以上の軍事衝突」であるが、その定義だと、アジアは戦争が多い地域である。
1945年以降38回の戦争があったが、そのうち15回はアジア。


戦争を減らす要件

同盟:戦争リスク40%減少
軍事力の増強:戦争リスク36%減少
民主主義の程度を増す:戦争リスク33%減少
経済的依存関係を増す:戦争リスク43%減少
国際的組織加入:戦争リスク24%減少

集団的自衛権の行使は同盟強化であり、戦争のリスクを減らす。


失業率と自殺者数

失業率と自殺者数とは相関している。
相関係数0.87という非常に高い。


中国のGDPのウソ

中国のGDPはねつ造の可能性が高い。
統計があてにならず、たとえば中国発表の輸出額が、それぞれの相手国の輸入額の合計と一致しないなど。
GDPがプラス成長と発表されているが、実際にはマイナス成長であると思われる。おそらくマイナス3%成長。


将来的な失業者数

GDPギャップ(「過去のGDPからの傾向的な水準」である、潜在GDPと実際のGDPの差)と失業率が相関している。
現在はGDPギャップが大きいため、将来は失業者が増える可能性が高い。
その理由は消費税増税と中国景気の悪化。


ノーベル賞と経済

ノーベル賞の受賞数は、論文が引用された数に相関している。
論文を引用されるほど、評価が高まるといえる。

つまりノーベル賞の世界シェアは、論文被引用の世界シェアと関係している。
そのため当然、論文数が重要になってくる。

最近、日本の論文数は下がっている(2位→4位)。このままだと韓国に抜かれてしまう可能性がある。

論文数は公的支援による。

公的支援はその国の経済力による。

つまりGDPとノーベル賞受賞数は関係しており、実際そうなっている。

 

 

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