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日本史から学ぶ、セミナー集客の極意2 ~ 山本五十六の失敗から学ぶ

目的はなんなのか?

『講演会やセミナー集客の目的?
セミナーを満席にすることでしょう。』
と思われるかもしれませんが、違います。

それは過程です。そこを目的にすると絶対にあとから問題が噴出します。

講演会やセミナーの目的は、当日に知識を身につけてもらうことではなく、
具体的に行動を起こしてもらうことです。

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そのためには当日、いくら盛り上がったところで不足しており
後日のサポートが非常に重要です。

9月26日の講演会ももちろんそれは意識しており
アンケートを収集することはかなり重視しました。

220人中170枚のアンケートが集まりましたが、
通常の講演会ではこんなには集まりません。

アンケート収集にもコツがありまして、
感情に訴えることです。

このように。

アンケートを書く理由を、感情に訴えかけることで可能です。

ところでなぜアンケートにこだわったのでしょうか?
それは「コミュニティの構築」です。

誤解を恐れずに言うと、講演会はあくまで講師のファンを増やす行為であり、
その後その熱が冷めないように接触を繰り返すことが重要です。

そうすることで今後、似たような講演会を開催する際には
その方たちに連絡すれば一定数は集客できますし、
また彼らにシェアなどで協力してもらうことができます。

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9月26日の講演会では、講師の倉山さんは再三「今後が大事」と言っていましたし、そのとおりです。

残念ながら「倉山塾北海道支部」の支部長にクビにされたため、そのようなことはできず
講演会を1回やっただけで終わってしまったことは書きました。

その後もコミュニティどころか、第二回講演会の話も進んでいないようなので
ホントに1回、単発でやっただけで終了のようです。

それでは意味がないのです。
「やることが目的」という、もっとも意味のないことに膨大な時間を使ったことになります。


 

さて歴史を紐解くと、「目的」についての教訓はやまほど出てきます。

前回と同じく、倉山満氏の著書をベースに一緒に勉強していこうと思います。

目的がない努力の末路

1941年の12月に始まった日米戦争の話。
この戦争では「目的」がないためにズルズルと4年近く長引き、敗戦となります。

目的がなく始めることの恐ろしさを、倉山満氏の著書より引用します。

軍令部に危険視された真珠湾攻撃作戦を山本が強硬に主張したのは、アメリカと全力で艦隊決戦をした場合は日本が不利であり、一撃でアメリカの艦船を叩き潰す必要があったからだということになってます

 

ちなみに山本五十六は日本では英雄視されており、映画にもなっていますが、倉山氏は山本五十六を評価していません。それどころか「スパイだったと考える方が辻褄があう」という主張です。
なので「一応そういわれている」という表現にしています。

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そもそもアメリカに売られたケンカを買ったという時点で大間違いなことは、これまで述べた通りですが、それを別としても山本のハワイ攻撃作戦には大きな問題がありました。

 

倉山氏は、”武田信玄に挑発されても無視をした織田信長”の例を出し「挑発されたからといって、イチイチそれに乗るべきではない」と言っています。

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どうしてもハワイに行くなら占領しなければいけません。単に叩いて返ってくるだけなら、いったい何のためにハワイまで行ったのか。
アメリカを怒らせてあげただけです。

 

ここが最重要ポイントです。
どうしてもハワイを目指すのであれば、占領するべきだということです。
ここに日本軍の基地を作ればまだ意味があるということです。

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その後の展開も併せて考えると、真珠湾攻撃の意味不明ぶりがさらにはっきりとわかります。
ハワイを占領せず、しかし、アリューシャンからガダルカナルまで、太平洋の半分を占領していきました。
絶対国防圏と言いながら実際には点が並んでいるだけで、線になっていません。
何をしたいのか意味がわかりません。

 

まさに「目的が不明」というやつです。
何のためにやるのか?それが重要です。

ハワイ作戦には意味はまったくありません。世紀の愚策でした。
奇襲攻撃そのものがどんなに成功しても
戦略的に間違っているものは戦術的にどんなに成功してもダメなのです。
日本人は戦術の方はすぐに直します。細かいことは直すのですが、大きなことは直さない。大戦略がないからです。

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さてこの失敗から何を学べるかを一緒に考えていきましょう。

1.目的を忘れない

当初は目的があったはずです。
まだ精神的に余裕があるからです。

しかし集客が実際に始めっていくにつれて、段々と不安になってきます。
「失敗するのでは・・・」と。

そのうちに正常な判断力が失われていき、本来の目的が忘れられていきます。

当初の目的を忘れないようにするにはどうすればいいのか?

子供の時を思い出してください。ポスターの大きさの九九の表がトイレに貼られていませんでしたか?
漢字、地図記号など、目につく場所に貼ってあった記憶はありませんでしょうか。

同じです。忘れないように、目的を紙に貼って目立つところに貼っておきましょう。

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2.目標を臨機応変に対応する

目的を達成するための「大戦略」だとしたら、目標を達成するのは「戦術」です。

状況は刻一刻と変わってきます。
当初の予定通り進むことなど、ほとんどありません。

そうなった時に対応できるかどうかが、人間力が試されるところです。

最初の決めた目標、たとえば「○月○日までに、申込者○○人」に達しないことなどザラです。
よくあることです。

そうなったときに当然、目標の再設定が必要ですが、いつまでも目標不達成にとらわないマインドが必要です。

しかし設定した目標は全力で1つ1つ達成していくという情熱も必要です。
1つ失敗すると、2つ目、3つ目も「ま、しょうがないか」と妥協してしまいます。
1つ1つの達成にこだわる。しかしもし達成できなければ、現実的なラインで再設定する。

不測の事態を乗り越えてこその主催者です。

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3.”下方修正”から逃げない

どうしても満席が無理に思えることがあります。
その場合、下方修正が必要になることもあります。

目標というのは、実力の1.5倍程度だからこそ達成のしがいがあるのであって、実力の3倍となると無意識のうちに諦めてしまいます。

厄介なことに「無意識」です。

本人は「絶対に達成する!」という強い気持ちのつもりでしょうが、潜在意識では諦めてしまっています。
そしてそれは、1つ1つの行動にあらわれてきます。

大きすぎる目標を掲げてそれに向かっていく様は確かに魅力的ですが、結果がついてこなければ無意味です。

とはいえ当初の目標人数を忘れてしまうということではなく、チャンスがあればまた上方修正する選択も必要です。

本件についてはまた取り上げます。

Businessman drawing a graph on a glass screen, isolated on white background. selective focus

4.敵と味方を間違わない

基本的に大きめの講演会の集客は、複数人で運営することが多いと思います。

その場合、ホントにいろいろな人がいますし、いろいろな意見が出てきます。

自営業や小規模ビジネスオーナーの場合、まず交流会や紹介などで知り合い、その後に一緒に仕事をする場面が多いと思いますが、仕事をしてみて初めて人間性がわかってきます。
サラリーマンであれば、飲み会をすることで人間性がわかることが多いですが、我々は逆が多いです。

一緒に仕事をしてみて「こんな人間だったんだ・・・」と愕然とするかもしれません。
逆に「こんなに頼りになるのか!」と驚くことがあるはずです。

ただここで注意しないといけないのは、「声が大きいから正しい」わけではないということです。

「声が大きい」とはボリュームのことではなくw、説得力のことです。

自信をもって身振り手振り話されると、集客にあまり詳しくない人は「そういうものか」と思ってしまいます。
また過去の実績が輝かしかったりしても同様です。

しかし彼らの言うことが本当に正しいとは限りません。

本当に言っていることが正しいのか?過去の実績と発言の正しさはイコールなのか?
そのあたり冷静に分析することも必要です。

これもまた後日、詳しく取り上げたいと思います。

Angry businessman shouting at his workers with an expressive look


 

さて11月13日の、樺沢紫苑出版記念講演会まであと3ヶ月を切りました。
まだまだ時間はありますが、とはいえ油断は禁物ですよね。

現在(8月18日)はランディングページの原稿を執筆していますが、スムーズです。

自分が主催じゃない案件のランディングページも何度も書いていますが、なかなか時間がかかります。
その点、樺沢さんとは何度も一緒に仕事をさせてもらっており、個人的にももう10年の付き合いなので、スラスラかけちゃいますw

11月13日(日)の夜からの講演会。楽しみです!

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